家族に高血圧症か高齢者がいなければ、脳卒中が発症した時を考えて病院の候補を考えることはまずしないでしょう。
けれども、親と同居していたり、自分や配偶者が中年にさしかかったと自覚したらどうでしょう、
もし親や自分が脳卒中を起こしてしまった時を考えたら、近所に適切な病院があるかどうか検討しておくのはムダではないでしょう。
自分や家族が脳卒中の発作を起こした時は、当然まずは救急車を呼ぶのが先決です。
ですから、そのような状況の中で、病院を選ぶことは困難です。
この頃は、病院を選ぶどころか受け入れてくれる病院を探すのが困難で、いくつも病院に拒否されることもあります。
かかりつけの病院があり、親しくした医師がいるのならば、脳卒中を起こした場合の搬送先の病院について助言を求めておくといいでしょう。
また、そういう人がいない場合には救急車の救急隊員に相談しましょう。
救急隊員に脳卒中のことを話せば、脳卒中の診療に手慣れた神経内科医や脳神経外科医のいる病院を探してもらえるかもしれません。
この搬送先の病院が、CTを持っていて使えることは、脳卒中の場合は必須です。
搬送先で脳卒中の疑いが出たけれど、CT検査を受ける設備がないとか、あっても稼働できない病院では、他の病院にまた搬送をしなければならなくなります。
それでは、早期に判断して治療は望めません。
ですから救急で来院した患者に、速やかに適切な検査ができるかどうかが、その病院が脳卒中治療にどれだけ重きを置いているかの判断材料になるでしょう。
救急車を呼ばなくてもよい場合も同様です。
脳卒中が疑われる症状が出て、病院で治療を受ける場合にも、かかりつけの医師などに相談しましょう。
病院の実力度はもちろん一番大事ですが、脳卒中のリハビリには長期間を要することから通うのが楽な家に近いほうがベターです。
また、医師やソーシャルワーカーなどのスタッフのチームワークが良いかどうかも重要な要素といわれています。
こういった正しい情報を得て、可能ならば紹介状などを書いてもらって適切な病院を選びたいものです。