脳出血や脳梗塞などの脳卒中を発症して、脳細胞を一度ダメージを受けてしまったら、その脳細胞は元どおりにすることはできません。
脳細胞は、死んだら再生はできないのです。ここが、他の器官違うところです。
ですから、脳卒中でマヒした半身の機能を回復することは極めて困難なのです。
脳卒中を治療する場合、それが脳出血によるものか脳梗塞かによって起こったのかによってかなり違ってきます。
さらに、患者の年齢や高血圧症、糖尿病などの合併症のあるなしなど、個々の患者の背景によっても治療は異なります。
医師は脳卒中の患者を診る時、基本的な治療法の上に、その患者に対し最適の治療法を見つけだしていかなばなりません。
また脳卒中の治療は、医師個人の技量とは別に考えなければなりことがあります。
それは、その病院の持つ設備や脳卒中治療のノウハウ、得意とする治療法などによっても差が出てくるのです。
脳卒中でも、脳出血が原因の脳卒中治療は、患者の年齢、出血の程度、原因や合併症により、異なったものになります。
ここで一番重要な点には、再出血を防ぐことです。
また同様に重要なのは、血腫よる頭蓋内圧の上昇を防ぐこと、血腫の周りに水分が異常に増加しないよう管理することなどがあります。
脳卒中でも、脳内の血管が詰まることで起こる脳梗塞の治療では、発作の直後数時間は血圧や呼吸を管理し生命維持に重点を置きます。
次の急性期では病状の悪化、再発を防ぐ治療が行われます。
そして、約1か月以降の慢性期からは運動や感覚障害・言語の機能障害等の後遺症を軽減するリハビリをします。
同時に、合併症予防の投薬、治療へと移ります。