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脳卒中の画像診断

技術が革新なら、医学も革新して、脳卒中も診断が大きく変わりました。

ついに20世紀末から、脳卒中の診断法は驚くほど飛躍的な変化を遂げました。

その恩恵を受ける私たちは、脳卒中が予防したり、早期診断をしたりして、かなり安全になってきました。


その脳卒中の進歩を、特に画像診断について語りたいと思います。

 

革新の前の1960年代の脳卒中の診断というと、発症の仕方と症状、神経学的所見に頼るのみという状況でした。

脳出血と脳梗塞の識別が重要ですが、その識別は臨床症候と腰椎穿刺所見のみが頼りでした。

 


それが1970年代になるとコンピュータ断層撮影、CTスキャンが普及しました。

それまで脳卒中を発症しても識別に時間を要していた脳出血と脳梗塞の違いがCTスキャンで瞬時に分かるようになりました。


さらにそれから、コンピュータの画像処理技術の向上とあいまって、画像診断法は、より洗練されたものになりました。

 


その後、磁気共鳴画像診断装置(MRI)が開発されました。

MRIはCTスキャンでは見にくかった脳の深部の梗塞が何倍も正確に見られるようになったのです。

ついにMRIでは予防に近いことができるようになったのです。

無症候性脳梗塞と呼ばれる、発作を起こす前の小さな脳卒中をもMRIでは認識できるようになりました。

またMRIを用いた脳血管の検査をMRAと呼びます。

 


またSPECTと呼ばれる検査も開発されました。

SPECTは、放射性同位元素を注射して、脳血流の状態を知ることができます。

 


このように、かつて専門医が手探りで行ってきた脳卒中の研究は、現在ではCTスキャンやMRIなどを使って脳内の「今」の状態を具体的に目で確認できる段階にやってきました。


ただ、そんな時代になって、データに気を取られるあまり患者の「人間」を見なくなった医師が出てきたという皮肉な話もあります。

 

でも、これからも技術が進歩して、ますます脳卒中の恐れを軽減してくれるでしょう。

 

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