働き盛りの世代は、仕事はばりばりやりますが、同時に脳卒中の危険と隣り合わせています。
そんな世代の共通している悩みの一つは、身体を動かす時間がないということです。
長時間オフィスのデスクについているような毎日では、運動する時間はないに等しいものです。
あるいは、日中は出て入ればいいですが、週末はテレビを中心にしたら、やはり運動は少なくなります。
こうしたような生活をすることは、脳卒中のリスクファクターだといえるでしょう。
反対に、毎日ある程度の量の適度な運動を続けられるなら、体重を減らし、血糖値を下げ、血圧を下げることは可能です。
こうした生活は脳卒中のリスクをも減らすと考えられています。
では「脳卒中予防に有効な、適度な運動」とはどんな運動か、ご存知ですか?
運動は大きく無酸素運動と有酸素運動とに分けられます。
無酸素運動は、筋肉トレーニングなどに代表されるように、最大限に近い力を必要とする運動などです。
素早く動く短距離走、最大限に近い力を必要とする格闘技、など健康的な引き締まった身体作りを目的とする運動です。
運動自体は酸素を使わないので、力を使っている時間は短いです。
一方有酸素運動は、あまり力を必要としないで、長時間できる運動です。
ウォーキングやジョギング、サイクリング、エアロビクスダンス、水泳など全身運動などの運動を指します。
筋肉が動く時に酸素を使うので、ちょっと汗をかくぐらいの運動がいいです。
それ以上、「はあ、はあ」と息がきれるぐらい強くすると、有酸素運動でなく、無酸素運動になってしまいます。
脳卒中予防に適しているのは、ダイエットと同じく有酸素運動のほうです。
強さはそれほど必要ありませんから無理をしないで、自分の体調に合った運動を選びましょう。
だんだん慣れてきたら、強さを強くすることよりも、時間を長くするのが効果的です。
有酸素運動をするからといって「脳卒中を予防するのだから」と、気負って新しいスポーツを始める必要はありません。
電車を一つ手前の駅で降りたり、2階や3階ならエレベーターを使わず階段を使ったり、コンビニへ行くのに車を使うのをやめるだけでも効果が得られるはずです。
その運動が、エコになって地球も救われますし、あなたも脳卒中からも救われます。