脳卒中は、メタボリックと同様に生活習慣を改善することをお勧めされます。
なぜなら脳卒中の危険因子の中で、最も危険性が高いとされているのは高血圧です。
高血圧は、脳卒中を始めとして、心筋梗塞など血管障害を引き起こします。
高血圧は、その程度によって3段階に分けられます。
軽症は、最高血圧140~159 または 最低血圧90~99 です。
中等症は、最高血圧160~179 または 最低血圧100~109
重症は、最高血圧180以上 または 最低血圧110以上
高血圧の患者は、重大な合併症の恐れがないならば、生活習慣を改善して、血圧を下げるよう試みます。
それで血圧が正常値まで下がらない場合には、薬物も用いて血圧を目標とする値まで目指します。
高血圧症の人にとって、この血圧を治療目標値にすることが、脳卒中を予防するのにいちばん重要なのです。
残念ながら血圧は年を取るにしたがって一定の割合で上昇します。
これはしかたのないことですが、それ以外の生活習慣で脳卒中は防げます。
肥満の人や飲酒の習慣がある人や喫煙の習慣のある人の血圧の平均値は、そうでない人より高い血圧値を示します。
肥満、飲酒習慣、喫煙習慣などを合わせてもつ人の血圧は、当然平均を大きく上回り、脳卒中を引き起こしやすい値に接近していくのです。
これに対して、
- 肥満状態から抜け出すこと
- アルコール摂取量を減らしていくこと
- タバコの本数を減らしていくこと
- 運動量を増やすこと
- 塩分を減らすこと
などの生活習慣のを改善は、血圧を下げることが見込め、脳卒中の危険から遠ざかることができます。
日本高血圧学会の高血圧治療ガイドラインでは、
最大血圧120、最小血圧80未満
を脳卒中が起こりにくい「至適血圧」と定義しています。
食習慣にも関心を持ち、現在の生活を見直し、至適血圧を目指してみましょう。
そうすることが、脳卒中を最も起こしにくいく体質となることへの近道なのです。